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記憶のメカニズム

記憶のメカニズム

こんにちは、ネッツ高松ユニットです。

昨日ネッツでは、第1回日曜スペシャルというものが実施されました。「入試本番が日曜日にやってくる!」を合言葉にした入試の予行演習になります。
内容としては、自分の目標点を入試で合格するための点数にセットし、それを取るために各科目の目標点を設定してクリアを目指していくというものです。今回の第1回では、「ある科目は目標点を超えていたが、別の科目ではクリアできなかった...。」というパターンが多く見られました。この1ヶ月は、中3生にとって勝負の分かれ道です。すべての科目で目標点超えを目指し、余裕を作れるように、『日スペ振り返りノート』に知識を蓄積していきましょう!

日曜スペシャル後にも残って勉強を続けていた中3生のみんな、今の頑張りは、絶対に成果として現れるよ!そう信じて、これからも継続して勉強を行っていきましょう!

1月第2回目のブログは『記憶のメカニズム(~感覚記憶と短期記憶編~)』についてです。
前回のブログでは、人間は定期的に勉強をすることが重要である、ということをエビングハウスの忘却曲線をもとにお伝えしました。今回は、「そもそも人間の脳の仕組みはどうなっているのか?」という点についてお話ししていきます。

記憶のメカニズムとしては、情報・体験を得たのちに、感覚記憶→短期記憶→中期記憶→長期記憶の順で進んでいくといわれています。感覚器官(手や耳、目)から得た情報を瞬時に読み取り、必要ではないものは徐々に記憶から消去されていくというのが自然な流れです。特にこの感覚記憶というものは、短期間で消去される記憶と位置づけられており、まずはこのステージを突破する必要があります!

皆さん、例えばこんな経験はないでしょうか?
「テスト勉強をしているときに、教科書を開いてみてはいるものの、全く頭に入っていない。」これは、典型的な視覚情報の感覚記憶で、「アイコニックメモリ」と呼ばれています。

また、別の例として、
「知らない言葉を唐突に言われた際に、わからなかったため、思わず聞き返してしまった。」これは、聴覚情報の感覚記憶で、「エコイックメモリ」と呼ばれるものです。この2つの違いとしては、エコイックメモリのほうがアイコニックメモリよりも記憶時間が長いということです。その証拠に、人に知らない言葉を聞かれて聞き返すことはできても、教科書の言葉はなかなか声に出すことは難しいですよね!それが、この違いを表しているのです!

次に、短期記憶についてです。短期記憶というのは、大体1分ほどで忘れる記憶と位置づけられています。短期記憶について、有名な研究があります。それは『マジカルナンバー7±2』というものです。人が一度に覚えることができる情報は、大体7つくらいで、多くても9つ、少なくて5つということを表しています。この数の1つ分がどの範囲を表しているかというと、[1,2,3,4,56]という数字を1つずつ覚える場合は計6つ、[123,456]と固まりごとに覚える場合は2つという数え方をします。

今回紹介した感覚記憶と短期記憶の2つを突破することで、後の長期記憶につながります。
ですので、まずは感覚記憶を最大限働かせるために、耳から情報を得る!や、『マジカルナンバー7±2』を意識した勉強に臨む!などを意識してみてください!
次回は、長期記憶を高めていくための方法についてお伝えします!お楽しみに!!