教育情勢が変化する中で、子どもたちが自らの進路を切り開く力を身につけさせ、郷土を愛しより良い社会づくりに積極的に参加させる人間を育てることが、県教育に課せられた使命と考えます。子どもたちに育みたい資質能力として「自立」「共生」「郷土岡山を大切にする心」の3点を揚げています。それを踏まえ、「心豊かに、たくましく、未来を拓く」人材の育成を基本目標とし、実現に向けて取り組みを進めます。

公民館・図書館・博物館など県内に500以上の社会教育施設があります。

岡山県立高校では、授業や家庭学習で1人1台端末を活用して、生徒一人ひとりの理解度に応じた「個別最適な学び」や、生徒同士の「協働的な学び」などを進めるため、保護者のご負担により学校が指定した学習用端末を購入いただき、学習活動を進めることとしています。

自ら考え実践する確かな学力の育成を目指し、子どもたちの主体的・協働的な学びに向けた授業改善やきめ細かな支援による、発達段階に応じた段階的な指導を行います。また、教科指導をもとに育む学力だけでなく、総合的な学力の育成に向けて、豊かな学習資源の積極的な活用を推進します。

「高校生等教育給付金」高校生等が安心して教育を受けられるよう授業料以外の教育費負担を軽減するため、国公立高等学校等に通う高校生等のいる低所得者世帯を対象に、返還不要の給付金を支給する制度があります。最大、年間約15万円程度の補助があります。

公立高校入試は「特別入学者選抜」と「一般入学者選抜」があります。特別入学者選抜の実施は普通科以外となっていますが、理数科・英語科・総合学科のように、進学を目指せる科でも行われます。合格者は全体定員の50％以下と定められており、内申書・学科試験・面接・実技で合否を判定します。学科試験は英・数・国の3教科です。一般入学者選抜は県立中高一貫校を含む、全ての学校・科で選抜を実施します。内申書・学科試験・面接で総合的に合否を判定します。内申点は、1・2年次は評定数字そのままの90点満点、3年次は主要5教科の2倍＋副教科4教科の3倍で合計110点満点。トータル200点満点。学科試験は70点満点5教科の350点となっています。内申点が非常に重視される傾向にありますが、合計550点での判断ではなく、相関関係での判断となります。

国立大学は岡山大学、公立大学2つ、私立大学は岡山理科大学をはじめ15校、短期大学が8つあります。大学進学率は全国20位と上位ですが、全国平均より少し下回っています。県内の大学はもちろん、香川大学、広島大学など近隣県だけでなく、近畿地方の大学も受験する学生が多いです。