「夢や希望を実現し未来を担う鹿児島の人づくり ～あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり～」を基本目標に掲げています。教育を大事にする伝統や風土があり、豊かな自然、日本の近代化をリードした歴史、地域に根ざした個性あふれる文化、全国に誇れる農林水産業等の産業、様々な分野で活躍している人材等の教育的資源も豊富で、また、地域全体で子どもたちを育てるという伝統的な地域の教育力も残っています。これらの教育的資源も活用しながら、「知・徳・体の調和がとれ、主体的に考え行動する力を備え、生涯にわたって意欲的に自己実現を目指す人間」、「伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する態度を養い、これからの社会づくりに貢献できる人間」の育成に取り組んでいます。

図書館や博物館をはじめ、自然と触れ合える施設など26の教育施設があります。

「GIGAスクール構想」を元に学校のICT環境（1人1台端末・高速通信環境）を整備し、多様な子どもたち1人1人に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現します。ICTを活用することで、調べ学習、表現・制作、遠隔教育、情報モラル教育などの学習を充実させることができ、教師・児童生徒の力を最大限に引き出すことを目的としています。またコロナ感染防止の視点を踏まえた対応について、児童生徒への学習支援や状況把握、連絡等で活用できるICTを活用した支援も行っています。

「主体的・対話的で深い学び」の実現について、1単位時間の中で実現を目指すものではなく、単元や題材のまとまりの中で、これまでの実践の成果を生かした指導計画の立案とその計画に基づく授業改善の取組を行っています。

鹿児島県国公立高等学校等奨学のための給付金を受けられます。授業料以外の教育費負担（教科書費，教材費，通信費，学用品費，通学用品費，教科外活動費，生徒会費，PTA会費，入学学用品費，修学旅行費等）を軽減するため，高校生等がいる低所得世帯を対象に，返還不要の「奨学のための給付金」を支給しています。

「推薦入学者選抜」と「一般入学者選抜」があります。推薦入学者選抜は、推薦書、調査書(内申書)の記録と面接等(実施校のみ)の結果を総合して選抜、合格内定者を決定します。一般入学者選抜は、調査書(内申書)の「学習の記録」の換算点と学力検査の成績を相関させ、調査書(内申書)の「総合所見及び指導上参考となる諸事項」、面接(実施校のみ）を総合的に判定し、合格者を決定します。調査書(内申書)は中3の5教科×10点満点＋中3の実技4教科×100点満点＝450点満点で評価します。学力検査は2日で実施し、主要5教科各50分、各90点満点で評価します。

鹿児島大学をはじめとした国立大学が県内に2つ、鹿児島国際大学などの私立大学が4つ、短期大学が4つあります。大学進学率は50％を下回っており、成績上位者のみが進学をしている状況です。特に鹿児島大学など地元の大学や同じ九州内の大学に進学する傾向があります。