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国語の論説文の攻略法 前編

国語の論説文の攻略法 前編

皆さんこんにちは!1対1ネッツ 北九州ブロックの松尾です!前回の更新から約半年と経ってしまっていました…。私が担当している戸畑校と荒生田校の学校では、いよいよ12月22日金曜日で終業式が行われ、冬休みに入る学校が多いです。1対1ネッツでは、12月25日より冬期講習期間となります。普段は数学(算数)と英語を頑張って勉強している生徒の方々が多いのですが、このような季節講習期間になると普段1対1で勉強していない残りの三科目も勉強したい!という生徒も多くいらっしゃいます。こちらに関連して今回のブログでは、私松尾が自分なりの国語の現代文(論説文)の解き方を2回に分けて伝えたいと思います。国語の論説文、所謂現代文と呼ばれるものの一つですが、皆さん正直「現代文なんて自分と相性が合う文章が出るかどうか、運次第では?」と思っていませんか?

違います。論説文にも攻略方法はあります。それでは今からお伝えしましょう。

論説文の攻略方法とは…

「よく読んで!!」

「もうやっとるわい!」という声が全国各地から聞こえてきました。きちんと説明します。

私が重要視しているのは、「文中の指示語、接続語に注目して、文の繋がりを明らかにしつつ読んでいく。」ことです。

まずは指示語についてお話をしていきます。指示語というのは文中に出てくる「これ」、「あれ」、「それ」といった他のもの・ことを指す言葉の事です。また、「前者」、「後者」といった表現も含まれます。

※生徒の中には、「~しなさい。」といった指示の事と答えてくれる生徒もいるのですが、それとはまた違います。言っているそばから指示語を使ってしまいました。

なぜこれが重要なのかというと、格段に文章の中身を追いやすくなるからです。国語の論説文が苦手という方の中には、「ズラーっと文章が並んでいて読む気が失せる。」という方もいると思います。それは出題された文章をひとかたまりとして捉えてしまっているからです。

そこで私がお勧めしている指示語の中身を追っていく方法を使っていきましょう。

例えば文章中にこういった記述があるとしましょう。

「このことから、AとBには因果関係があると言える。」

皆さん、ここでこのような疑問を持つようにしてください。

「”このこと”ってどんなこと??」

ここで、“この”の正体を追っていくことで、文章の内容が頭に入ってきやすくなります。

そして、前述の文章の前にこうした記述があるとします。

「Aは以前より~、Bもまた~である。」

ざっくりとした説明で申し訳ありませんが、”この”の指し示す内容はこちらの内容だと推測できます。

 さて、その指し示す内容が合っているかどうかの判断方法をお伝えします。

「Aは以前より~、Bもまた~である。」の後に、「このことから、AとBには因果関係があると言える。」といった文章が続いているのですが、このように当てはめてみてください。

「”Aは以前より~、Bもまた~である”ことから、AとBには因果関係があると言える。」

ここで自然にはまれば、これが今回の指示語の指し示す内容だと推測することができます。

こちらの方法で読み進めていくことで、論説文の内容が入ってきやすくなると私は考えているので、苦手な方は是非練習してみてください!

長くなってきたので、次回に接続語について説明をしていきたいと思います。

飛幡中、大谷中、高生中、中原中、槻田中、高見中、大蔵中、中央中、その他の学校の皆さんもよい冬休みをお過ごしください!