
こんにちは。1対1ネッツの佐々木です。
高校生の皆さん、今まさに中間考査の勉強に打ち込んでいる時ではないでしょうか。
早い所では、先週中間考査だったという高校もあるかと思います。今日から中間考査が始まるという人も、もう終わってしまったという人も、1対1ネッツでテスト対策・見直しの勉強をしましょう。
もちろん単元テスト・定期テスト・復習テストが近々あるという小学生・中学生も、1対1指導を活かしてテストに臨みましょう。
それでは今日5月19日(月)の「暗記カレンダー2025」の問題を見てみましょう。
【問題】「憩い」の読み方は?
A ゆるい B いこい C つどい
今回は簡単すぎたかもしれませんね。正解は・・・Bの「いこい」です!でも漢字1つ覚えるのにしても、やり方を少し工夫するだけでたくさんの知識を身に付けることができます。今日は、この「憩」の漢字を深堀りしてみましょう。
(1)漢字の知識(部首)
漢字には部首が含まれているものがたくさんあります。「憩」の字をよく見てください。この中に含まれている部首は・・・そう、「したごころ」です。人が心の奥から思っている物事を表す時に使います。憩の他にしたごころを使っている漢字を思い浮かべてみましょう。
思、想、感、息、急、悲・・・すでに習っている感じが結構ありますね。実は「慕」の下の部分もしたごころの変形です。たまにはお友達と、同じ部首の漢字がいくつあるか書き出して数を競う遊びをしてみてもいいのではないでしょうか。
(2)熟語の知識
「憩」の字を使う熟語として、まっさきに思い浮かぶのが「休憩」ではないでしょうか?上の漢字「憩」の意味は「休息すること、くつろぐこと」ですが、下の漢字「休」とほぼ同じ意味ですね。二字熟語の中にはこのように、上下の字が似た意味の構成のものが数多くあります。漢字の構成を答える問題が出てきたときは、漢字の読みや意味から組み合わせを考えてみましょう。
(3)画数、書き順、楷書と行書
漢字の問題で良く出されるのが画数と書き順です。「憩」の画数は16画ですが、書き順は正しく覚えているでしょうか?漢字辞典やインターネットで確認できますから、不安な人は一度調べてみましょう。

また細かい知識としては「楷書(普通の書き方)」と「行書(早く書くために点画をくずす書き方)」も高校入試で出されることがあります。草書で書くと点画が連続・省略されたり、楷書と比べて書き順が変わる場合があります。視覚的に覚える知識なので、楷書で書かれた一つの漢字を覚えたら、行書での書き方もついでに見ておきましょう。

「一つの漢字を覚えるのに、これだけのことを知らないといけないのか・・・」と気が遠くなりそうになった人もいるかもしれませんね。まずは最低限、読み書き、画数、書き順は正しく覚えましょう。その上でプラスアルファの知識を身に付けられれば大丈夫です。小学校6年間で1000字、中学校3年間で1100字の漢字を勉強しますが、部首の知識や熟語の知識を知っていれば既に覚えた漢字と結び付けて考えることがしやすくなり、暗記が楽になりますよ。まずは「1週間○字覚えよう」みたいは目標を立てて取り組んでみましょう!