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○○を英語で書くと・・・

○○を英語で書くと・・・

こんにちは。1対1ネッツの佐々木です。

小中高生の皆さん、5月も今日で3分の2が終わりますね。単元テスト・小テストが多くなったという学校もあるのではないでしょうか。

来月の定期テストに向けて、毎回のテストもコツコツクリアしていきましょう。

それでは今日5月20日(火)の「暗記カレンダー2025」の問題を見てみましょう。

【問題】醤油(しょうゆ)を英語で書くと?空欄に同じアルファベットを入れましょう。

( )oy ( )auce

これは少し難しかったでしょうか?正解は「soy sauce(ソイソース)」です。今日は、この「醤油」を深堀りしていきましょう。

(1)なぜ醤油を「ソイソース」って言うの?
まずはソイソースという言葉に注目してみましょう。ソースの方はイメージしやすいかもしれませんが、問題はソイの方です。実はソイって「大豆」の意味、つまり「ソイソース」は「大豆のソース」という意味です。ちなみに「soybean(ソイビーン)」なら大豆そのもの、「soy milk(ソイミルク)」なら「豆乳」の意味になります。

(2)日本の醤油がなぜ英語に?
「醤油って日本のものなのに、なんで英語でも覚えないといけないの?」と思った人もいるかもしれません。その理由は、さっきお話しした「大豆」と関係があります。実は、英語の国・アメリカは大豆の生産量が世界2位、なんと日本国内で生産される量の500倍近くを生産しているんです。「なんで、そんなにたくさん大豆を作ることができるの?」その理由はアメリカの国土面積と農業のやり方に関係します。アメリカの国土面積は世界3位で、広大な農地を使って大規模な生産が可能です。また各地域の自然環境に適した少ない種類の作物を栽培する「適地適作」の農業をしています。さらに、作物の運搬や販売のほか、農業に関連するさまざまな事業に関わる「穀物メジャー」という大企業があるのも特徴です。日本とは農業のやり方がかなり違いますよね・・・

(3)大豆が温暖化を防ぐ?
「でもアメリカの人って、そんなに大豆食べないんじゃない?」確かにアメリカで生産される大豆の内、国内で食用にされるのは1割にも満たないと言われています。それでは、大豆は何に使われているのか?実は「バイオエタノール」と言って、アメリカで作られる大豆やとうもろこしの多くが機械を動かすための燃料として使われています!

実は、バイオエタノールの燃焼によって排出される二酸化炭素は、石油や石炭などの「化石燃料」を燃焼させた時に排出されるものと違って、大気中の二酸化炭素濃度を増加させません!なぜなら、植物である大豆が「光合成」をする時に吸収する時と同じ量の二酸化炭素が排出されることになるので、トータルで言うと二酸化炭素の増える量がプラマイゼロになるからです(これを「カーボンニュートラル」と言います)。二酸化炭素は「温室効果ガス」と言われていますから、この排出量をおさえることは地球温暖化を防ぐ意味でとても大事ですね。

今日は「醤油を英語で書くと?」という話題から始まりましたが、社会や理科に関係する話にもつながりました。学校や塾で初めて知ったことを深堀りしてみると、案外自分の知っていることと結びついていたりします。ほんの小さなことでもいいので、インターネットや本を使って、授業で出てこなかった知識を発見してみましょう。それが皆さんだけの知識、強みになるはずです。