
こんにちは。1対1ネッツの佐々木です。明日はいよいよ全国統一中学生テストです。また来週日曜は全国統一小学生テストがありますし、それに先立って対策授業も予定しています。テスト前の勉強はもちろんですが、今回はテスト後の解説授業も受けられます。今回のテストを自分の力を伸ばすためのチャンスにしましょう。
それでは今日5月24日(土)の「暗記カレンダー2025」の問題を見てみましょう。昨日に続き、今日も理科の問題です。
【問題】マンガンやクロムなどの埋蔵・産出量が少ない金属資源を何という?
正解は・・・レアメタルです。英語で書くと「rare metal」です。rareは「珍しい」、metalは「金属」という意味なので、「数が少ない珍しい金属」という意味になりますね。今日は、このレアメタルについて深堀りしていきましょう。
(1)そもそも金属って何?どんなふうに使われているの?
金属の性質は、以下の4つです。
・電気をよく通す(電気伝導性)
・熱をよく伝える(熱伝導性)
・金属光沢がある(みがくと特有のかがやきが出る)
・たたくと広がり(展性)、引っ張るとのびる(延性)
皆さんが知っている金属にはどんなものがあるでしょう?中2生、中3生の皆さんでしたら、名前だけではなく元素記号も答えられるようになっておきましょう。
銀(Ag)、銅(Cu)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)←中3理科で出てきます!
ちなみにマンガンの元素記号はMn、クロムはCrです。金属は機械の材料によく使われます。中でもマンガンは鉄鋼製造や乾電池の材料として、クロムはさびにくいステンレス鋼を作るのに使われます。他にも電気自動車やスマートフォン、医療機器などに使われるレアメタルもあります。
(2)レアメタルはどうすれば手に入るの?
レアメタルと言われるほど数が少ないマンガンやクロムは、主に南アフリカで産出されます。そのため南アフリカは、世界の中で経済成長している5つの国BRICSの1つにも含まれています(B=ブラジル、R=ロシア、I=インド、C=中国、S=南アフリカ)。残念ながら日本ではレアメタルは産出されないので、直接手に入れるためには外国から輸入するしかありません。でも、ここ数年の日本は、外国から品物を輸入すると値段が高くなる「円安」の状態です。どうすればいいでしょう・・・
(3)3Rって大事!
皆さん、小学校の社会で習った「3R」って覚えていますか?リデュース(reduce)、リユース(reuse)、リサイクル(recycle)のことですよね。使用済みの製品を回収し、さらに解体、不必要な部分を除去した上でレアメタルの部分だけを取り出すことで、輸入をしなくてもレアメタルを手に入れることができます。学校で勉強した3Rってだから大事なんですね。
今日は「レアメタル」という言葉から始まって、英単語の意味や金属の性質、レアメタルが産出される国や3Rのことについてまで話題を広げてお話ししました。
