
広島の中学生のみなさんにお知らせです。今週日曜の5月26日朝8時45分から各校舎で全国統一中学生テストを開催します!「今やるべきことが、はっきり分かる。学力を伸ばす模試」ということで、ネッツに入って勉強をがんばっている人も、まだネッツに入っていない人も、全ての中学生のみなさんに学力を伸ばす機会を提供させてもらいたいと思っています。
どんな問題が出るのかな?中3のみんな、ためしに1つ標準レベルの問題にチャレンジしてみよう!
Q:2けたの自然数Nがある。Nの各位の数の和が13であり、一の位の数と十の位の数を入れかえてできる数はもとの数より45大きい。このときNの値を求めなさい。
文章題を解くときにまず大事なのは、これまで習ってきた中でどの単元の考え方を使えばいいか考えること!問題の最後に「Nの値を求めなさい」ってあるから、これは文字の値を求める単元、すなわち方程式だということが分かるね。でも求める値を1つの文字に置き換える一次方程式で求めようとすると、「各位の数の和が13であり」や「一の位の数と十の位の数を入れかえてできる数はもとの数より45大きい」という部分を文字式で表すことができないよね?さあ、どうしよう・・・ここで行き詰ってしまった人はこう考えてみて。Nは2けたの自然数なんだから、一の位と十の位をそれぞれ求められればいいよね?ということは、一次方程式じゃなくて連立方程式で求められるんだ!後は自力で連立方程式を作って解いてみよう!
ここまで中3のみんなに考えてもらったけど、実は「まだ連立方程式なんて習ってないよ・・・」という中1、中2のみんなでもこの問題を解く方法があるんだ。特別にそれを教えよう!
まずは問題文のここに注目!「2けたの自然数N」の「各位の数の和が13」ってあるんだから、足して13になる1けたの数字2つの組み合わせを考えてみよう。そうすると「4と9」「5と8」「6と7」の3つの組み合わせが見つかるよね。
次に「一の位の数と十の位の数を入れかえてできる数はもとの数より45大きい」んだから、もとの数Nと入れかえてできる数の組み合わせを考えてみよう。「49と94」「58と85」「67と76」の3つの組み合わせになるよね。この中で、大きい方の数字が小さい方の数字より45大きいのは・・・もう分かったね!
ここまでやってみてわかったように、実は数学の文章題って計算する力だけじゃなく、問題文をよく読む力が必要なんだ!今度のテストでは将来のみんなにとって必要な力を伸ばすための問題がたくさん用意されているから、ぜひぜひ参加しに来てね!待ってるよ~