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「公立高校入試分析報告会」を開催しました!

「公立高校入試分析報告会」を開催しました!

こんにちは。
1対1ネッツ長崎ユニットです。
3月14日は長崎市立中学校の、3月18日は長崎市立小学校の卒業式でした。
卒業を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

さて、今年度、大きな転換期を迎えた長崎県の公立高校入試。
ネッツでは、3月15日に長崎県公立高校入試分析報告会を実施いたしました。
今回から3回にわたって、長崎県の公立高校入試についてご報告いたします。
1回目の今回は、受験者が多い「特別選抜」と「一般選抜」の選抜方法と、今年の入試の総評です。

◇特別選抜

【総評】
・評点基準について、長崎市内の多くの高校は3年間の平均で設定されており、​最も高かったのは長崎西高校で4.8以上、低い高校でも3.0以上が必要
・長崎工業高校は平均ではなく、3年間の合計(平均では3.3相当)
・長崎東高校は長崎五校で唯一独自の基準を設定
​ →英検2級以上相当の資格を有すること
  論文等で自身の探究学習の実績や能力を​示すこと
  スピーチコンテスト等の各種大会での受賞実績を有すること
  など、評定以上のハードルがあった
・調査書が占める割合が大きい学校が多いため、中学1年生から​内申点を確保した生徒、生徒会活動、校内外活動を主体的に実施している生徒が​合格しやすい​

◇一般選抜


【前年からの変更点】
(1)数学及び英語の検査問題は、その問題の一部を難易度別の選択問題にする​​​
(2)日常生活、社会問題などと関連した探究的な学びの要素を取り入れた問題を含む
(3)学習指導要領に基づき、中学校修了程度とするが、一部範囲を除く

【総評】
・長崎五校では難度の高いB問題を採用し、​長崎南高校を除いて例年通り特定教科の傾斜配点を用いた​
・長崎市内のその他の高校は難度の低いA問題を採用し、傾斜配点もなかった
・倍率について、コース別でみると、長崎西の理系コースで2.2倍が最高だったが、​高校別で見ると、高い高校でも1.2倍ほどに落ち着いていた
・検査項目の比重は、実業系高校は普通科高校と比較すると調査書の占める割合が​高くはなるものの、学力検査の占める割合の方が高い
​・時間配分と得点すべき問題をしっかりと正解できるようになることが重要

どちらの選抜方法も、当日のテストの点数だけでなく、内申点が非常に大切です。
「まだまだ入試まで時間がある」と思っているお子様も多いかもしれませんが、実は日々の授業態度や提出物、定期テストなどが受験に直結します。
受験校・受験方法の選択肢を広げられるように、取り組んでいきましょう。

次回は、科目別分析【数学・英語編】です。