
こんにちは。
1対1ネッツ長崎ユニットです。
本日は、本年度の長崎県公立高校入試の国語・理科・社会の科目別の傾向をお伝えいたします。
◇国語
大問1 小説(配点:32点)
大問2 古文(配点:17点)
大問3 論説文(配点:31点)
大問4 資料の読み取り・作文(配点20点)
【傾向】
・本文、設問ともに文章量が年々増加
・小説・古文では内容理解に関する設問が中心となるため、速く正確に読む力が必要
【変更点】
・配点の変更(古文・論説文がそれぞれ1点減り、資料の読み取り・作文の配点が2点増えた)
【攻略のポイント】
例年、漢字の書き取りと読みで12点配点があります。漢字や語彙の学習を軽視せず、都度暗記しましょう。
この数年、本文だけではなく、設問分や選択肢の文章量も増えています。普段から活字に振れる機会を設け、文章の意味を理解する経験を積みましょう。
問題演習の際には、「なんとなく」解くのではなく、「この部分は本文中に記載がないから違う」など、根拠を説明できるようにしましょう。
◇理科
大問1 生命の連続性(配点:13点)
大問2 運動とエネルギー・静電気と電流(配点:15点)
大問3 身のまわりの物質とその性質(配点:12点)
大問4 大地の変化(配点:15点)
大問5 動物のからだのつくりとはたらき(配点:12点)
大問6 化学変化と原子・分子(配点13点)
大問7 総合問題(大地の変化・光の屈折)(配点20点)
【傾向】
・理科では珍しく時事問題(昨年の宮崎県日向灘沖地震)が出題
・耐震技術について中学で学習する言葉を使い説明させる問題も出題
【変更点】
・大問が1題減少
・中1範囲の配点が47点(時事問題が地震であったためと思われる)
【攻略のポイント】
時事問題を除けば、全分野学年問わず満遍なく出題されます。1年次から基本知識を定着させることが必要です。
また、教科書に出てくる実験では、結果だけでなくその目的部分にも目を向けましょう。「実験結果からわかることは何か」や「この手順を行う理由」を記述で問われることがあります。
理科は、地震や天気、静電気など、自然や身の回りで起こる現象と直接的につながっている部分があります。なぜその現象が起こるのか、変化させるためにはどうしたらいいか考えてみましょう。
◇社会
大問1 歴史(配点:25点)
大問2 地理(配点:19点)
大問3 地理・公民(配点:15点)
大問4 公民(配点:26点)
大問5 歴史・公民(配点15点)
【傾向】
・記述問題の増加(8問出題、25点配点)
・身近にあるコンビニや貨幣が題材となった
【変更点】
・公民と地理/歴史が同じ大問中に出題
・公民分野の配点が全体の4割以上となった(例年は全分野ほぼ同じ配点)
・日常生活と資料分析を絡めた問題が出題
【攻略のポイント】
中3秋以降に公民との複合問題に取り組めるよう、地理・歴史の知識事項は中3夏までに総整理を行いましょう。一問一答形式の問題に答えられるようになったら、逆一問一答形式(答えから質問を連想する)で学習することで、記述問題にも対応できるようになります。
今後は、日常生活や社会問題と関連した問題が増加することが予想されるため、新聞やニュースに関心を持ち、日常生活に変化をもたらす出来事や、社会全体で解決が必要な事項は整理しておきましょう。
この3科目は、数学・英語より学習の優先度が下がってしまったり、そもそも学習方法がわからないというお子様が多いのではないでしょうか。
そのようなお子様が多いからこそ差がつきやすい科目でもあります。
ご不安なことは、ぜひネッツにご相談ください!