
こんにちは。上板橋駅前校の富川です。
寒いですね。17時前には真っ暗です。私は秋の紅葉が好きで、この前銀杏並木を見に行きましたが、あれで今年はもう最後かなと思います。何といっても寒いので。
さて、前回自習をするにあたって必要な意識についてのお話をしました。今回は実際に何から実践していくべきか、もう2か月ほどに迫った都立入試を視野に入れてお話しいたします。
☆「+α」するために
前回、勉強は時間よりも回数というお話しをしました。
この時期ともなるとみなさんそれなりに勉強時間をとれてきているのではないかと思います。ただ、それに+αして取り組んでいきたいのがこの時期です。
もう宿題や提出物に時間をかけている時期ではありません。
受験で点数を取るために必要なのは演習量です。どれだけ問題を解いてきたかが勝負の分け目になってきます。
基礎も当然完璧にする必要がありますが、この時期からだと一からやる暇はありませんよね。
問題を解いて分からなかった部分の基礎を見直す、というペースでしていかなければ演習量は確実に足りなくなります。
とはいっても、基礎が分かっていないと限界があるのも事実です。
ここで、前回お話しした「座らない勉強」を使っていきます。
机に座っている時は演習、隙間時間で基礎。このリズムを意識しましょう。
☆国数英
演習は過去問や模試を活用し、ひたすら実戦を意識した問題に取り組みましょう。
ここでは、基礎として「座らない勉強」ですべきことをそれぞれの教科ごとにまとめていきます。
〈国語〉
漢字と、古典知識です。どうしても作文や文章読解に気を取られがちですが、現実点数を上げるなら実はここが重要です。特に古文は知識が重要になるため、教科書や国語便覧を読み返しましょう。
国語は、選択問題などは書かなくても解くことができますよね。机に向かわず毎日問題文を読むだけでも、集中力をつけることができます。
〈数学〉
数学はやはり書かねばどうにもならないところがありますよね。暗記する部分が少ないので。
それでは逆に、暗記できるところは全て覚えられていますか?
解の公式、直角三角形の合同条件、作図の手順…実は結構あります。
教科書やノートを見返して、暗唱するのがオススメです。
〈英語〉
言わずもがな、英単語です。ある程度自身があれば隙間時間に英文に目を通すのもいいと思います。
差をつけるには、リスニングです。これは完全に英語の会話に聞き慣れるかが勝負になります。英語の動画や映画、何でもいいです。英語のコミュニケーションを耳に入れるようにしましょう。
リスニングは唯一、思考よりも慣れが強みになります。毎日、聞くだけでもしてみましょう。
2か月あれば、大きく変わってきます。
〈理科・社会〉
隙間時間の勉強が一番重要になるのが、理科と社会です。明らかに暗記量での勝負になるからです。しかも都立入試の理社は、1年から3年までの全範囲がまんべんなく出題されます。
覚える量が多い分、それだけ時間をかける必要があります。
基礎から怪しい人は、一問一答の問題集から始めましょう。力を入れたい人は、理科も社会も教科書を読み込むのが重要です。
理科はそれぞれの実験での注意点、社会は具体的なデータに注意して読み進めるようにしましょう。
本日は自習をする上で、実践していきたいポイントについてお話しさせていただきました。
この時期の勉強では問題を解く時間を意識しなければならない分、集中する時間と見直す時間のメリハリが大事になってきます。
一回一回の問題演習に本番の意識で取り組めるよう、基礎を取り返す時間を確保するための方法を見つけていくことが重要です!


