
こんにちは。上板橋駅前校の富川です。
みなさんは「モラトリアム」という言葉をご存じでしょうか?
場面によって少し意味の変わる言葉ですが、心理学的な意味で子供と大人の境界に当たる期間、転じて転換点に差し掛かる前の、曖昧な立ち位置にいる時間のことです。
受験を終え、来年度から新たなステージに踏み出す皆さんはまさにこの「モラトリアム」に当たる期間です。
この期間に何をすべきか、実はとても重要な時間です。今回はこちらについてお話しいたします。
受験生に限らず、進級を迎える方などもぜひご一読ください。
☆まずはリフレッシュ!
まず初めにすべきことは、リフレッシュです。
受験にせよ何にせよ、新しいステージに進むということはそれまでの時間で何かしらを乗り越えてきたということです。
特に受験勉強などは、非常に大きな我慢とストレスを強いられたはずです。そこで疲れ切った心身を、この期間に回復しましょう。
遊びに行ったり、家で気ままに過ごしたり。懐かしい友達と会うのもいいかもしれませんね。
とはいえ、それは誰に言われずともしますよね。だから思いっきり楽しんでください。
保護者様も、羽目を外しすぎない程度に見守りましょう。
☆自分を見つめ直す
……さて、リフレッシュをするのが大事だという話でしたが、ではそれで終わりかと言うとそうでもありません。
リフレッシュをすることで有意義なことは、精神的にも余裕が戻り本来の自分に立ち返ることができることです。
不安や心配で目の前のことしか考えられない状態の時には無い余裕を、遊びや余暇の時間が与えてくれます。
余裕が生まれれば、したいことややりたいことをする気力も湧きます。
この「したいこと」「やりたいこと」というのが重要です。
こうした余裕を持てる時期にしか、「したいこと」や「やりたいこと」に気づけないこともあります。
☆将来のイメージを、ゆっくりと固めていく
リフレッシュを通して得た余裕でできること、それは「これまで」と「これから」です。
余裕を持てる時間に、この一年を振り返ってみましょう。その上で、自分がしたかったこと、やりたかったこと、あるいは嫌だったことを思い返してみます。「これまで」の自分はどうだったか、ゆっくり考えてみます。
そして今の自分に戻り、「これから」のことへと目を向けてみましょう。自分のしたかったこと、好きではないこと、そんな自分を捉えて初めてより良い「これから」を考えることが出来ます。
所謂「自分探し」とも呼ばれるものですね。「これから」を振り返る内に、一見脈絡のない出来事にもその中に一貫している自分の個性や特徴があったりします。それが「これから」を考える上で役立ちます。
特に学生の内は自分から動かずとも外から色々な出来事がやってきますが、大人になるにつれ、自分で進路や将来を判断し、主体的に自立のために動く力が必要になります。受験で志望校を考えた皆さんは、一つの重大な決断に臨んだということなので、一度はその理由やそこを選んだ自分を振り返ってみましょう。
忙しい日常に入ってしまうとそんなことを考える時間はたちまち無くなるので、この転換点でしっかりとイメージを固めておくことが重要です。
ということで、今回は「モラトリアム期間」についてお話ししました。
モラトリアムは準備期間でありながら、生きる上で非常に重要な役割を担う期間でもあります。
余裕が無い時期に将来のことを考えるのは、不可能に近いです。受験や学年末テストを終えるこの時期に、自分を見つめ直して将来を見据えておきましょう!


