
こんにちは、早稲田本校の大楠(おおくす)です。
この時期ネッツで行っている夏期面談の中で、公立中学校への進学から高校受験を考えられているご家庭には現在進行している都立高校改革についてお話しするようにしています。それというのも、私立高校の授業料無償化により私立高校に目が向きやすくなっている一方で、都立高校でどのような改革が進んでいるのかはあまり知られていない現状があるからです。
例えば、「現在、都立高校には工業高校という名称の学校がなくなっているんですよ」とお話しすると、皆さん一様に驚かれます。
実は、東京都では、生徒たちが時代の変化に対応できるように、さまざまな教育制度の改革を行っています。都立高校の改革も、その一環として急速に進められています。
先ほど触れた「工業高校はもうない」というのは、従来の都立工業高校がすべて「工科高校」へと校名変更され、それぞれの学校の在り方も大きく変わってきていることを指します。
例えば、中野工科高校は食品サイエンス科となり北豊島工科高校は都市防災技術科となるなど各分野への専門化を進めています。
特に、杉並工科高校はIT・環境科となり、数学・英語・情報を重点指導教科とすることで、数検・英検・ITパスポートの取得を目指しています。また、都立高校で初めて大学の総合型選抜に対応した進学クラスを設けるなど、新しい形の大学進学校にしていこうと取り組んでいます。
さらに、工科高校だけでなく、2028年には渋谷にある第一商業高校を普通科に改編し、国際バカロレア(IB)コースとグローバルファイナンスコースの2コース制の高校にすることが決まっています。加えて、2029年に白金に開校予定の新国際高校(仮称)とともに、海外大学進学も見据えた都立高校として整備されていく予定です。
このような都立高校改革が進むことで、個性豊かで、将来の可能性が大きく広がる都立高校が多数生まれてきています。
他にも、チームメディカルを設けている戸山高校、進学重視型単位制高校である新宿高校、定時制・通信制高校の代表的存在である新宿山吹高校、例年東京藝術大学進学者を2桁出す都立総合芸術高校、工芸高校などがあります。
また、英語・国際系であれば国際高校、創造理数科が本格的に稼働する科学技術高校などもあり、都立高校の選択肢はますます広がっています。
このような都立高校は、高校受験で進学できる私立高校とはまた違った、大きな魅力を持っています。
ただし、魅力が知られるにつれて人気が出てくると、入試は難化していきがちです。
だからこそ、小学校の時からきちんと基礎学力をつけ、公立中学校に進学してからも引き続きしっかり学習に取り組めるようになることが大切です。
そうでなければ、合格を目指すことは難しくなります。
ネッツには、国立・私立中学校や都立中高一貫校の受験を目指す方と、公立中学校に進学して高校受験を目指す方の、どちらも多く通ってきてくれています。
以前は中学受験をされる方が多かったのですが、最近は高校受験を念頭に通塾される方が増えてきています。
皆さんそれぞれのご事情や教育方針があると思いますが、通塾の裾野が広がったことは、とてもよいことだと思っています。
合格に近づくために最も大切なポイントは、「学ぶことは楽しい」と思えることです。
そのための仕組みが、対話式進学塾1対1ネッツにはたくさんあります。どのような取り組みがよいのかは、一人ひとり違います。
高校受験や都立高校選びについて気になることがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。


