
こんにちは、1対1ネッツ 大山です。
今回は、3/15(土)に実施された、入試分析報告会についてのブログです。
当日参加できなかった方は、こちらのブログを読んでいただければと思います!
都立高校の受験概要について
まずは推薦入試について、推薦入試には2種類のものがあります。
<一般推薦>
調査書のほか、集団討論および個人面接、小論文又は作文、実技検査、その他学校が設定する検査の各点数を総合した成績で行います。
基本的には学力テストが無く、一般的に「推薦」と呼ばれ、イメージされる方が多い入試形式です。
<文化・スポーツ等特別推薦>
調査書のほか、個人面接、実技検査及び学校が定めたその他の検査の各点数を総合した成績で行います。
次は一般入試について

1020点満点のうち、300点が調査書点、700点が学力検査点、20点がESAT-J(スピーキングテスト)という内訳です。
特徴的なのは、調査書点のうち副教科4科目(音楽・美術・体育・技術家庭)の点数を2倍に計算しなおす点です。
副教科を2倍に計算しなおした65点分を300点満点に、学力検査500点分を700点満点に計算しなおし、全体の点数を決めていきます。
ESAT-J(スピーキングテスト)は、11月に行われ、ABCDEFの6段階で評価されます。
A評価であれば20点、B評価であれば16点…と、1点刻みではなく段階的に点数がつき、調査書点・学力検査点と合算して最終的な判定となります。
調査書点3割、学力検査点7割と聞くと、テストのほうが重要と感じられる方も多いかと思います。ですが実際の受験では、模試などを通じ、ある程度同じ学力層の子たちが同じ高校を受験することになります。すると、当日の点数で差は差がつきづらく、やはり調査書点が合否を分けることが多いです。
入試方式以外に知っておくべきこととしては、
★男女合同選抜の実施
令和5年度までは都立高校では男女別定員を定めていましたが、令和6年度からは、男女合わせた人員に基づいた選抜が行われるようになっています。
※文化・スポーツ等特別推薦の一部の種目等においては男女別に募集人員を定めた選抜が行われます。
★出願はインターネット
インターネット出願が2023年度より本格始動しました。推薦に基づく選抜及び第一次募集・分割前期募集においてインターネットを活用した出願を全校で実施しています。
★特色ある都立高校
以下の都立高校については、医学部進学から不登校支援まで幅広い対応を行っています。
志望校選びにぜひご活用ください。

私立高校の受験概要について
<推薦入試>
1月下旬に実施されます。
基本的に学力検査はなく、面接と調査書により選抜されます。中学校と高校の先生との間で「事前相談」を経て出願となるので、学校長からの推薦が必要です。
また、面接と調査書の他に適性検査を実施する学校や、作文(小論文)を実施する高校もあります。
一般的に「推薦」「単願推薦」などと呼ばれ、ひとつの学校のみしか受験できません。また合格した場合は、その高校に必ず行くことが前提となります。私立高校の推薦と聞いて、イメージされる方が多い形式かと思います。
<一般入試>
2月中旬に実施されます。
基本的に学力検査と面接により選抜されます。
「第一志望優遇制度」や「併願優遇制度」などを実施している学校も多くあります。
これらは、一般的には「併願」「併願推薦」とも呼ばれ、学校側から実質的な確約をもらいつつ、本命の都立高校などにチャレンジできる制度となっています。
いずれにしても推薦入試と同様に中学校と高校の先生との間で「事前相談」が必要です。
また、学校見学や体験入学などで相談会が随時行われるので、その時に家庭が直接高校の先生と個別相談をすることもできます。
次回は、入試問題の分析について公開予定です。
上記の入試概要について、もう少し詳しく話を聞きたい!自分のケースはどうしたらよいのか相談したい!という場合は、ぜひ1対1ネッツまでお問い合わせください。
お問合せ:0120-969-121