
ここ東京も梅雨入りして、蒸し暑い日々が続きます。体温調整も難しい季節になり、不快指数も高く、また突然の雨に、さらに風が吹き、傘を差しても濡れてしまう。路面も濡れており滑りやすく、上にも下にも気を付けなくてはいけない今日この頃ですね。私も先日、雨の中カッパを着て、自転車に乗って教室に向かおうとしましたが、自転車のギアが壊れており乗れず、しょうがなく電動キックボード「LUUP」を利用して、教室に向かいました。途中運悪く土砂降りに近い状態になり、視界もあまりよくなかったので、交差点では歩道を歩こうとキックボードを降りて、いつもの自転車の感覚で車道から歩道に上がろうとしたとき、歩道の段差にキックボードの車輪がうまく乗らず、そのままの勢いで水たまりの中に豪快に転んでしまいました。もちろん全身ずぶ濡れになり、さらに右膝を強打して、まさに踏んだり蹴ったりの状態でした。油断しておりました。右膝は大事に至ってはおりませんでしたが、交差点で転んだこともあり結構な人々の視線が集まっていたので、恥ずかしさのあまり、とにかくその場を早く立ち去りたい思いでいっぱいでした。あとから忘れたころに「あれ、なんで右膝痛いんだ・・・」とこけて強打したことをすぐには思い出せませんでした。そこで気付いたことは、人間は何かを避けようとすると(今度の場合は恥ずかしいと言う思い)、その時の痛みだとか苦しみだとか(今回は強打した右膝の痛み)感じない生き物なのだ、と改めて痛感した次第です。痛いはずなのですが、痛みという肉体的な感覚より恥ずかしいと言う精神的な感覚が勝り、予期せぬことが起こると、無意識に防衛本能みたいなのが働くのだろうとも思いました。日々油断せず、何か起こることを想定し、冷静に対応や対処できる心構えをもって行動する必要があるのだと切に思いました。
皆さんも日々の勉強で、このぐらいでいいだろうとか、ここは復習しなくてもいいだろうとか、本来やらなくてはならない学習もやらずに過ごしていることもあるではないでしょうか。学校に行ったら、突然小テストがあったり、抜き打ちテストがあったりで、何の準備もせず臨むことになり、思わぬ結果となって後悔することもあったのではないでしょうか。そんな時は、できなかったことを誰かのせいにしたこともあるでしょう。そして言い訳を言って自分を正当化したこともあるのではないでしょうか。これも無意識に防衛本能が働いているのかなとも思いますが、いずれにせよ、想定外のテストなど、突然のことで何が起こるか分かりません。そのためにも、日々の勉強で、それ相応の準備を整えて先に起こりうることを想定した学習を心掛ける必要がありますね。
今回は梅雨にちなんで「濡れる先の傘」とタイトルにしましたが、「転ばぬ先の杖」「油断大敵」「用意周到」など、その時その時の「今」の自分に当てはまる言葉はたくさんあると思います。それは全て、自分の未来(夢)につながるための教訓だと思ってください。後悔しない自分、言い訳しない自分となるように、先を見越した充実した日々を過ごすことを皆さんに望みます。私も水たまりにダイブして、右膝を強打したことを教訓に、油断せず日々を過ごしたいと思います。