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「思考」を変え「行動」を促す問いかけ

「思考」を変え「行動」を促す問いかけ

「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」

思考を変えれば運命を変えられるということを教えてくれるこの言葉は、有名なマザー・テレサの名言です。

 

中学受験で合格し進学した学校で、できる子たちに囲まれて、自分に自信が持てず、成績が常に下位の生徒がいました。

その生徒がいつも口にしていたのは、
 「できない」「やれない」「わからない」「でも」「だって」…といった言葉で、

やる前から「やっても無駄」だと思い込み「やらない」ので、結果が出ないということが続いていました。

今、その生徒は、難易度の高い数学の問題を楽しそうに解き、苦手と言っていた英文読解や、国語の記述問題において、問題の本質を捉え解答する力を身につけています。

ゲームが大好きで暇さえあればゲームをしていたその生徒は、
1つの答えにたどり着くため様々なアプローチを試行錯誤する数学を楽しめることに気づき、
数学はできる、得意であると言葉にするようになりました。

周囲からも数学が得意だよねと承認されるようになり、自信を深めていきました。

反面、コツコツ暗記したり練習したりするのが苦手だと言いながら、実際にコツコツすることを避け、結果が出ない日々が続きました。

そのような中、保護者さんは、できない今を受け止めながらも、その生徒さんの成長を信じ続けていらっしゃいました。

私たちも生徒の可能性を信じ、頭ごなしに叱ることはせず、「何を、どのように、どうしたらできるようになると思う?」と問いかけ続けてきました。

自分は何ができるのか、何をするとよいのか、どんな姿勢で取り組むと結果につながるのか…自分と向き合い思考し、言葉にし、行動できるようになってきたと感じられた頃、一気に成績が上がっていきました。

自分の強み・弱みを知り、自分は「できる」「できるかもしれない」と自信を持てるようになって、「やる気」に満ち溢れた状態へと変化したのです。

 

お子さんの「可能性を信じる」、できることをまずは「承認する」、行動を改善するために「問いかけ」、時には一緒に答えを探して、できるまで寄り添い続ける「コーチング」を活用して、お子さんの思考・行動を前向きなものにしてみませんか?