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緊張を乗り越えて、本番で力を発揮するために

緊張を乗り越えて、本番で力を発揮するために

受験シーズン真っただ中、日々教室では、講師たちから「ここまで頑張ってきたから大丈夫!」「自分を信じて行ってらっしゃい!」といった激励を受けながら、力強い表情で帰宅していく生徒たちの姿が見られます。

受験本番、いつもと違う環境、この日、この時間にすべてがかかっているという重み・・・。
頭が真っ白になってしまったり、普段ならやらないミスをしてしまったりするのではないか…と、不安や心配がつきませんよね。

「緊張を乗り越えて、本番で力を発揮するために」

緊張感を感じる環境の中でも、普段通りでいること、肩の力が抜けた状態でいることが理想です。
目の前の課題に落ち着いて取り組み、集中して最高の力を発揮することができるからです。

◆不安を取り除いて就寝する


受験前日は、夕方に受験会場の確認に行ったり、夜は受験票や筆記用具の最終確認をしたりと、緊張が高まる中で普段通りに過ごすことは難しいです。1週間前くらいに、準備物の確認をしておくよう伝え、不安に感じるものを一緒にリストアップしていき、一つずつ不安を解消していきましょう。
そして前日の夜は、「明日はやるだけ、私なら大丈夫」という状態で早めに就寝できるようサポートください。眠れなくても横になって目をつむり、ゆっくりと深呼吸をし、全身の力を抜いてみるだけでも体を休めることはできます。ぜひ、アドバイスして差し上げてください。

◆自信を持った状態で本番に臨む

一番は保護者のみなさんからの声かけが有効です。この1年間の成長や、受験直前の追い込み時期の取り組み方など、自信を持ってほしい点を具体的に言葉にして伝えましょう。
また、頑張り続けてきたこと、受験日を迎えられたことを労う言葉も生徒の背中を支えます。
塾でも冒頭のように、受験直前の授業時や帰宅時に意識して講師陣が声をかけています。
目の前の試験問題だけに集中できるよう、これまでの自分の頑張りに自信を持っている状態にして送り出しましょう。

最後に、受験を終えて帰ってきたら…。
残りの受験が控えている場合は、緊張を途切れさせないよう、明日以降の学習計画の確認と、本日これだけはやってから休むといった形で、モチベーションを維持するよう促していきましょう。
後は合格発表を待つのみという場合は、当日も含めて体と心を休める時間を取り、4月以降の目標設定や、やりたいこと、実現したいことなどのヴィジョンを描くなど先を見据えた対話をしていきましょう。燃え尽き症候群にならないよう、気持ちと行動の切り替えを意識した働きかけを行っていきましょう。