11月、当塾では、受験本番に向けて・3学期の学年末テストに向けて、目標の再設定や指導内容や家庭学習の改善を行う個別の「三者面談」を行いました。
生徒一人ひとりが、自分の目標を設定し、そこに向けて何をどのように頑張っていくのかヴィジョンを一緒に描いていきます。
前を向いて、一歩踏み出そうとするその表情や姿はとても輝いています。
保護者様もその様子を見て、お子様のこれからに大きな期待を寄せられていることが伺えます。
しかし、3日も経つとあの決意はどこへ行ったのか、ダラダラとテレビを見ていたり、何時間もスマホを触っていたりと、普段と変わらない生活に戻っている姿を見て、期待を裏切られたと落ち込まれる保護者様からご相談の連絡をいただくことがあります。
「良い習慣を身につける」ためには、「主体的である」「目標を設定してから行動する」、最後に「意志を持ち続ける」ことが大切です。
そして実際に、一番難しいのが「意志を持ち続ける」ことだと考えています。
ダイエットがなかなか成功しない、新しく資格を取ろうと本を買ってみたけれど…など、主体的に自分が、こうなりたい、こうしたいと目標を決めたはずなのに、気づいたらやらなくなっている…ということは大人でも起こり得ることです。
ましてや、勉強という自分がやりたいと思ってないもの、苦手と感じているものに対して子どもたちが継続的に取り組むことは難しいことなのです。
この「意志を持ち続ける」ために、子どもたちに伝えていただきたいことが2つあります。
1つ目は「外の誘惑に勝つ勇気を持つこと」です。
テスト前に、ゲームや動画視聴などの楽しみに時間を使ってしまったり、友達から遊びの誘いを受けてしまったりして勉強に集中できない時に、自分で決めた目標を達成するために、誘惑に勝つこと、勇気を持って断ることの大切さを伝えます。
2つ目は「うまくいかない時に一人で抱え込まない」です。
一人で勉強しながらうまくいかずに時間ばかりかかって悩んだときに、一人で抱え込まずに、両親や講師に相談して力を借りてもいい、もっと周りを頼っても良いことを伝えます。
「意志を持ち続ける」ためには、周りのサポートが必要です。お子様の可能性を信じて、根気強く、大切なことを伝え続けていくこと、その覚悟が必要なのです。今、目の前のお子様に伝えたいことはどちらでしょうか?どんな言葉で、どんな風に伝えますか?