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「平常心」を保つ

「平常心」を保つ

1月・2月・3月は、「行く・逃げる・去る」と表現されるように、あっという間に過ぎていく期間です。

受験生は受験本番・合格発表・進学先の準備と忙しく、

非受験生も定期テストや、学年最後のため学習内容も難しく量も多くなった宿題に追われたり、部活や習い事との両立が大変だったりと、日々せわしなく過ぎていきます。

お仕事をされている保護者様も、年度末に向けて忙しく、お子様と十分な時間がなかなか取れそうにないという方も多いのではないでしょうか。

その中で「平常心を保つ」ことは非常に難しいですよね。

「~しなければならない」「~すべきだ」という言葉が頭にたくさん浮かんでいる時は、視野が狭くなり、自身のこだわりが強く出て、周囲にマイナスの影響を与えている可能性があります。

もちろん、期限までにやるべきこと、やらないといけないことはありますし、責任感から必死に目の前のことに集中することは悪いことではありません。

ただ、そのような状態の中で、お子様の小さな変化に気づくこと、お子様に安心感を与えることができなくなってしまう恐れがあります。

「平常心」とは、平常時の揺るぎない精神状態と表現されます。

「平常心を保つ」ことができれば、緊張やプレッシャーがかかる場面でも普段通りに落ち着いた状態で本来の能力を発揮できます。

予想外のトラブルにも冷静に判断したり、対処したりして問題解決することができ、失敗したとしても気持ちを早く切り替えて次の行動に移せます。

怒りの感情に振り回されず、ストレスが溜まりにくくなり、失敗するリスクが小さくなります。

「平常心」が保てていないと感じた時、意識的に自身の「今」の状態・感情を見てみましょう。

「何に囚われて、何が不安で、何にイライラして、どんな行動をとっているか…。」外から自分を見てみる感覚です。

見えたものを言葉にしていくことをおすすめします。

そうすると、「今」本当にすべきことが浮かんできたり、大事なものを思い出したりして、「平常心」に戻ることができるのです。

お子様が受験直前で不安定な状態だったり、何かうまくいかないことがあって落ち込んでいたりする場合、「平常心」に戻るサポートをしてみませんか?

「何が気になるの?どこに不安を感じるの?どうなるとイライラするの?…本当はどうしたいの?」など、5W1Hの「質問スキル」を活用してお子様の「今」に寄り添ってみませんか?