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タイプ別ほめ方とは…

タイプ別ほめ方とは…

お子様をどんな時に、どんな風にほめていますか?

テストで良い点数だったとき、期限を守って宿題をやり切れたとき・・・など、「頑張ったね」「よくできたね」とほめることがありますよね。
「結果」をほめられることで、素直に喜ぶ子、次も頑張ろうと意欲が高まる子たちもたくさんいます。しかし、ほめ方によっては、素直に喜ばない子、逆に意欲を下げてしまう子も中にはいるのです。

タイプによって、自己肯定感を高め、やる気を引き出すためのほめるポイントが異なります。ネッツでは「生徒のタイプ別指導法」を1対1指導の際に活用しています。本日はその一部をご紹介します。

Aタイプ:明るく前向きに物事に対応する子

楽観主義で自由が好きなタイプは「最後の結果」だけに注目し、途中経過を疎かにしがちです。小さなことでも良いので成功体験を積ませ、すかさずほめます。結果よりも途中過程を意識させ、ポジティブな面や好奇心の強さ、行動力がある点など人間性をほめることが大切です。

Bタイプ:目標達成・成長のために突き進む子

曲がったことが嫌いで規則やルール通りを好むタイプは「最後の結果」が良くても、わずかでもできていない部分や自分の中で納得できない部分が見えると、素直に喜ぶことができません。中には、自信がありそうに見えて、自己肯定感が低い子もいます。学習記録をつけさせ、振り返り、進捗を定期的に確認したり、子どもの考え・ペースを尊重し、結果だけでなく過程をほめたりすることが大切です。


Cタイプ:独自の視点で問題解決する子

自分のペースで考えたり行動したりするのが好きなタイプは、「結果」を出すのに少し時間がかかることがあります。そのため、ほめる頻度が少ない場合があります。独自の視点で良い・悪いと判断し、周りからの言葉を素直に受け止められないこともあります。そこで、データ(客観的事実)を提示することや、スモールステップで、少しずつできている部分を確認しながらほめることが大切です。

Dタイプ:円滑な人間関係を築く子

周りの空気を読み、コツコツ真面目に取り組むタイプは、競争することを好まないため、「結果」にこだわりを持てない子も多く、ほめる機会が少ない場合があります。子どものペースで、一つひとつできたことを一緒に確認していきながら、取り組む姿勢をほめることが大切です。

すべてのタイプに共通しているのは、「最後の結果」より「途中過程」でほめることです。
そして、「何(どこ)」をほめるのか・・・、お子様のタイプを意識し、素直に喜ぶポイントを見つけ、言葉にして伝えてみてください。その時、お子様はどんな表情をしていますか?