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話を最後まで聞く。お子さんの表情が変わる!

話を最後まで聞く。お子さんの表情が変わる!

期待と不安でいっぱいの新学期がスタートました。

進学や進級で環境が変わり、子どもたちは色んな思いを抱えながら日々過ごしている時期です。

「学校どうだった?」「お友達はできたの?」「授業はついていけそう?」など日々お子さんに問いかけていらっしゃる保護者さんも多いと思いますが・・・、

お子さんの話を「最後まで」聞いていますか?
お子さんの話を途中で遮ったりしていませんか?

コーチングでは「傾聴」をとても大切にしています。

コーチングは、生徒自身が自分の中にある答えを探し、言葉にしながら気づきを得ることで内発的動機づけを行うものです。
そのためにコーチは、生徒の話に寄り添い、発する言葉、表情、姿勢、ジェスチャーなどから生徒の思いや考えを受け止め、同調し、共感し、答え探しをサポートすることに集中します。
コーチングの時間が終わった時に、表情がスッキリしている、目標に向けた行動が明確になっている、前向きな言葉が増えているといった生徒に変化を感じる時ほど、コーチとしての自分自身が、この「傾聴」がしっかりできていたことを実感します。

「傾聴」には3つの段階があると言われています。

・レベル1 「内的傾聴」
「自分自身」がどう感じるか、考えるのかが先に来て、「生徒」の価値観に気づきにくい状態で、すぐに「生徒」の話を遮ってしまい、「正解」を伝えてしまうことが多いです。特に時間がない時に、効率よく問題解決しようとする時に、つまりこちらの都合で話を聞こうとする時の状態なため、「生徒」の表面的な言葉しか聞くことができません。

・レベル2 「集中的傾聴」
「自分自身」の考えを後回しにして、「生徒」がどう感じているのか、考えているのかを受け止め、同調したり、共感したりすることができる状態です。「生徒」の方をしっかり向いて、目を見て、話を聞こうと意識して準備するところから始めることで、「生徒」が安心して話をしてくれるようになります。

・レベル3 「全方位的傾聴」
「自分自身」のことはほとんど考えることなく、すべての感覚【五感】で「生徒」の思いを感じとり、直観が冴えている状態で、「生徒」の「本音」、本当はどうしたいのか、本当は何が大事だと思っているのかを聞くことができる「傾聴」の最終段階です。

「傾聴」とは、「相手の話に興味・関心を持って話を聞く姿勢」、つまり、話す相手が思考し言葉にするためにその環境を作り、「最後まで話を聞くこと」なのです。

「最後まで」話を聞くことができたとき、お子さんはどんな表情をしていますか?