多学年で参加した野外体験の場で、指導してくださる方が、今からやる作業は「この子たちには難しい」と発言しました。
幼い子どもたちがルールを守れるのか、作業の手順通りにできるのか…不安になられたようです。
周りの大人たちも「確かに…」と心配な表情を浮かべます。
そんな中、いつも子どもたちのお世話をしている先生が「大丈夫です!できます!」と発言しました。
実際には、大人が求める完璧な状態ではなかったものの、子どもたちは作業を遂行することができました。
大人から見ると「難しい」「できない」と思えるものでも、実際やってみると、子どもたちには「できる」ことがたくさんあります。
子どもたちの可能性を信じている先生の「大丈夫です!できます!」という発言がなかったら、子どもたちが「できた」という達成感を得ることはなかったかもしれません。
塾に相談に来る子どもたちの多くは、「〇〇が苦手」「〇〇は無理」と勉強に対してネガティブな思考をしていることが多いです。
また、付き添われる保護者さんも、「〇〇ができなくて」「〇〇はうちの子には難しそうで」といった不安を言葉にされます。
しかし、塾で一つひとつ理解を深めたり、できなかったことができるようになったりしていく中で、本当は新しいことを学ぶことが好き、苦手どころか得意になった、難しそうなことの方がやりがいを感じられるといった新たな発見や気づきを得て変化していきます。
少しでもつまずくと不安になります。
やったことのないものは難しく感じます。その時に、「無理」「できない」と言葉にしてしまうと、その不安を高めて「できないと思い込んだ状態」になります。
そうなると、そこから先に進めずに本当に「できない状態」が続いていきます。
また、周りの大人が「あなたは〇〇が苦手ね」「あなたには〇〇は難しい」と子どもたちに伝えてしまうと、本人はそう思っていなかったのに「自分は〇〇が苦手なんだ」「自分には〇〇はできそうにない」と、実際やる前に思考と行動が止まってしまうこともあります。
一人ひとり理解力や身につくスピードは異なります。できるようになるまで時間がかかることもありますが、勉強に関していうと、一つひとつできるようになることがほとんどです。
保護者さんの不安は、お子さんに向けるのではなく、私たち塾のコーチに相談してください。
お子さんには可能性がたくさんあります。
少しつまずいても、難しそうに感じる内容でも、「大丈夫!」「できるよ!」とお子さんの可能性を信じて背中を押してみませんか?