
学校や塾で三者面談が実施される時期となりました。受験生は特に、受験校決定に関わる大切な面談です。そんな三者面談において、合格を最終目標に、何をどのように頑張っていくのか、行動目標を決めたはずなのに、面談から数日、1週間・・・と時間が経つと、面談前と変わらない行動をお子様が取っているのを見て、心配になったりイライラしたりしてしまうことがあると保護者様から伺うことがあります。
ネッツでは生徒が『壁を越える』ために、3つの「良い習慣」を身につけてほしいと考えています。
1)主体的である
2)目標を設定してから行動を決定する
3)意志を持ち続ける
受験生は面談を経て、「2)目標を設定してから行動を決定する」までできるようになったものの、「3)意志を持ち続ける」ことがなかなかできない生徒も多く、合格にむけて越えるべき最後で最大の大きな壁といえるでしょう。
「意志を持ち続ける」のは大人でも難しいことです。
面談後に、将来のこと、進学先でやりたいこと、そのために身につけるべきスキルや、合格のために必要な勉強のことなどを意識的に考える時間を作ってもらえるよう、受験生を担当する講師は働きかけを続けていきます。
そして「意志を持ち続ける」ことは難しいことだと伝えた上で、2つのことを意識してみるよう促します。
【外の誘惑に勝つ勇気をもつこと】
受験本番まで時間がありません。日々の自分の時間をいかに効率よく、効果的に活用していけるかで結果は大きく変わってきます。
ゲームや遊びのルールを決める、スマホとの距離を取るなど、無意識に没頭してしまう勉強以外のことに対し、意識して勉強をする選択をするよう、誘惑に勝つための勇気ある選択をするよう伝えます。実際に何をするか、どのようにするかは生徒自身が決める(主体的である)ことが重要です。
【うまくいかない時に一人で抱え込まないこと】
特に受験直前の今、よくわからない不安に押しつぶされそうになったり、何かをきっかけに自信をなくしてしまったりと、受験生は精神的に不安定になりやすい時期です。うまくいかない状況は日々起こるものですが、その際、一人で考え過ぎて立ち止まってしまう生徒もいます。「不安や悩みを相談していいんだよ」「一人で抱え込まないで一緒に解決しよう」と声をかけ、不安を取り除くためのサポートを心がけています。
受験本番まで「意志を持ち続ける」ために、可能な限り、明るく前向きにヴィジョンについて話し合ったり、今感じている不安を最後まで聞いたりする時間を、ご家庭でも取っていただけますと幸いです。