いよいよ来週の1月17日・1月18日は共通テストですね。
高校・1・2年生の皆さんも来年・再来年は自分たちの番だと意識しているのではないでしょうか。
勉強するにも何をすればいいの?いつからすればいいの?など、悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、高校生の皆さん、そして保護者の皆さんにおさえておいてほしい情報をまとめます。
共通テストとは?まず保護者が押さえるべき基礎知識
共通テストは、大学入学共通テストの略称で、全国の大学が共通で利用する大学入試の基礎試験です。かつてのセンター試験と同様にマーク式が中心ですが、内容は大きく変化しています。最大の特徴は、単なる知識量ではなく、「思考力・判断力・表現力」を重視する問題構成にある点です。
例えば英語では、文法問題単体はほぼ姿を消し、長文読解や複数資料を読み取る問題が中心です。数学や理科、社会でも、計算や暗記だけで解ける問題は減り、問題文を正確に読み取り、自分で考える力が求められます。
また、共通テストの結果は国公立大学だけでなく、多くの私立大学でも利用されています。そのため、「共通テスト=国公立志望者だけのもの」という認識は誤りです。私立大学志望であっても、共通テスト対策が合否に直結するケースは増えています。
保護者の方がまず理解しておきたいのは、共通テストは直前対策だけでは対応しきれない試験だという点です。日頃の学習の積み重ねや、思考力を鍛える学習姿勢が結果に直結するため、早い段階からの準備が重要になります。
共通テスト対策はいつから始めるべきか?
「共通テスト対策は高3からで十分」と考えているご家庭も少なくありません。しかし、実際には高3から本格的に対策を始めると、時間的な余裕がなくなり、基礎の抜けを埋めきれないまま本番を迎えてしまうケースが多く見られます。
共通テストでは、基礎学力が前提となった上で、読解力や思考力を問われます。そのため、高1・高2の段階で教科書内容を確実に理解し、問題文を丁寧に読む習慣を身につけておくことが重要です。
高1では「共通テストの問題に慣れる必要」はありませんが、定期テスト対策を通じて基礎を固め、学習習慣を安定させることが最大の対策になります。高2になると、徐々に共通テスト型の問題に触れながら、時間配分や問題の読み方を意識した学習に移行していくのが理想です。
対策開始が早いほど、受験学年で焦ることなく、二次試験や志望校対策にも余裕を持って取り組めます。「早く始める=特別なことをする」ではなく、「基礎を丁寧に積み重ねる」ことが、結果的に最大の近道になります。
高1・高2でやるべき共通テスト対策【学年別】
高1・高2の段階での共通テスト対策は、「点数を取るための対策」ではなく、「受験に耐えうる土台づくり」が目的です。ここを誤解すると、難しい問題集ばかりに手を出し、逆に学力が伸び悩む原因になります。
高1では、まず学校の授業内容を確実に理解し、定期テストで安定して得点できる状態を目指すことが重要です。英語であれば語彙・文法の基礎、数学であれば計算力と基本問題の理解を徹底します。この段階で「わからないまま放置しない」習慣を身につけることが、後の共通テスト対策に直結します。
高2になると、基礎を維持しながら、共通テストを意識した問題演習を少しずつ取り入れていきます。長文読解や資料問題に触れ、「問題文を読み取る力」を養うことがポイントです。また、文理選択や受験科目を意識し始める時期でもあるため、将来を見据えた学習計画が必要になります。
【教科別】共通テスト対策のポイント
共通テスト対策では、教科ごとの特徴を理解した学習が欠かせません。すべての教科に共通して言えるのは、「知識をどう使うか」が問われる点です。
英語では、リーディング・リスニングともに情報処理量が多く、語彙力と読解スピードが得点を左右します。単語暗記だけでなく、英文を読む量を確保することが重要です。
数学では、公式暗記だけでは対応できません。問題文を正しく読み取り、条件を整理する力が必要です。高1・高2で習う基礎単元の理解不足が、そのまま失点につながります。
国語は、感覚ではなく論理的に選択肢を判断する力が求められます。現代文・古文・漢文それぞれに適した読み方を身につけることが大切です。
理科・社会では、暗記に偏らず、資料やグラフを読み取る練習が不可欠です。普段の学習から「なぜそうなるのか」を考える姿勢が、共通テストで生きてきます。
共通テスト対策におすすめの勉強法
共通テスト対策では、インプットとアウトプットのバランスが重要です。知識を覚えるだけでなく、問題演習を通して「使える知識」に変えていく必要があります。
特に意識したいのが、問題演習後の振り返りです。なぜ間違えたのか、どこで判断を誤ったのかを言語化することで、同じミスを防ぐことができます。解き直しを丁寧に行う生徒ほど、得点が安定する傾向があります。
また、模試やマーク形式の演習は「慣れ」の要素も大きいため、定期的に取り入れることが効果的です。ただし、量をこなすことが目的にならないよう注意が必要です。
共通テスト対策に使える教材・サービスの選び方
教材やサービス選びで重要なのは、お子さまの学力や学習状況に合っているかどうかです。市販教材は手軽ですが、自己管理が難しい場合は継続が課題になります。
映像授業やオンライン教材は、理解度に応じて繰り返し学習できる点がメリットです。一方で、質問がしにくい、学習ペースが乱れやすいといった側面もあります。
個別指導においては、質問がしやすい一方、学生講師の指導力の差が激しい面があります。単に目の前の問題の解決=共通テスト対策にはならないため、目的は何か、そのために何をすべきなのかを整理し見極めていく必要があります。
学校の授業だけで不安がある場合や、学習計画が立てられない場合は、塾や予備校を活用するのも一つの選択肢です。特に高1・高2では、「学習のやり方」を身につける環境が重要になります。
共通テスト対策がうまくいかない原因と改善策
「勉強しているのに点が取れない」という悩みは多くの家庭で聞かれます。その原因の多くは、学習方法が共通テストに合っていないことにあります。
暗記中心の学習や、問題を解きっぱなしにする学習では、思考力が身につきません。また、部活との両立が難しく、学習時間が安定しないケースも見られます。
改善のためには、学習計画を見直し、優先順位を明確にすることが重要です。必要に応じて、第三者の視点で学習状況をチェックしてもらうことも有効です。
保護者ができる共通テスト対策のサポートとは
保護者の役割は、勉強を教えることではなく、学習環境を整えることです。過度な口出しは逆効果になる場合もありますが、放任も望ましくありません。
生活リズムの管理や、学習時間の確保、情報整理のサポートなど、間接的な支援が効果的です。また、受験制度や共通テストの仕組みを理解しておくことで、適切な声かけが可能になります。
まとめ|共通テスト対策は「早期×正しい方法」が鍵
共通テスト対策は、高3になってから始めるものではありません。高1・高2の段階から基礎を固め、正しい学習方法を身につけることが、受験成功への近道です。
家庭学習と外部サポートを上手に組み合わせながら、無理のない形で対策を進めていくことが重要です。早めに動くことで、受験期に余裕を持った選択ができるようになります。


