新しい年が始まり、いかがお過ごしでしょうか。
私の主観での話が毎回続くのもマンネリ化しますので、年が変わったということで今までと違うこともアップしていこうと思います。
個別指導塾の先生達に生徒の成長・変化について聞きました。今回はその第一弾です。
参考になれば、幸いです。
≪小4・男子≫ S・K先生
できたことは全力でほめ、一方、簡単な問題で
解けるはずなのに解けなかった時や、
ミスで間違えたときは厳しく叱ったこと。
これで算数の点数が伸び、自信がついた。
そして、目標を持ち、取り組むことで
さらに点数が伸び、塾内1位という目標を達成した。
通塾のきっかけは「家で全く勉強しようとしない」こと。「せめて通塾している時だけでも集中して勉強してくれれば…」というのが初回面談時のお母さまの言葉でした。
通塾を開始したころ、家庭学習をしていないため、学び残しは多数ありましたが、指導中、講師がつきっきりになると、覚悟を決めたのか、非常に集中してくれました。
指導中はけじめをつけ、できるようになったことは全力でほめるようにしました。難しい問題に取り組み、間違えてしまった場合も、一生懸命やった形跡が見えた場合は、間違えたことを指摘するよりも、一生懸命取り組んだことをほめ、実際にどこまで考えられているのかを明確にし、そこまで掘り下げて、そこからの考え方を解説するようにしました。
一方、簡単な問題で解けなかった場合、解法は合っているのに計算ミスで点数を落としている場合は厳しく𠮟りました。ほめられることがうれしかったのか、1問1問を真剣に考え、特に難しい問題に意欲的に取り組めるようになりました。徐々に自分で考えて解く力も身についていったように思います。
入塾して1ヶ月後の全国模試では、算数70点・国語50点でしたが、その2ヶ月後の全国模試では、算数80点・国語55点に上がりました。
さらに、その2ヶ月後は、算数100点・国語60点をとることができました。指導で順調に力をつけていった成果が出て、本人も非常に喜んでいました。特に算数100点は非常に自信になったようでした。
この点数で、初めて全国模試の塾内上位者に名前が載りました。本人も喜んでいたので、「次は塾内で1位が取れるように頑張ろう」と伝え、1位を目標にしましたが、ここからがなかなか前に進めず。毎回算数・国語で160点前後の点数はとれるものの、算数がいい時は国語でミスをして点数を落とし、国語がいい時は算数が悪い、という状況で、ずっと、2位~5位を行ったりきたりというのが5回続きました。
4年生最後の全国模試をむかえるにあたり、「4年生の間に1位を取るためにはこれがラストチャンスだよ」と声をかけてテストに臨んだところ、算数95点・国語91点をとり、計186点で見事1位を取ることができました。2位の生徒は182点、わずか4点差の1位について、本人は「ぜったいにミスで点数を落としたくないから、必死に見直しをしたんだ」と。
いいところを見つけてほめられることが自信につながり、さらにそれが成長・学力向上につながりました。目標を持って取り組めたのもよかったのだと思います。