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〇〇先生に聞きました⑥ 『数学50点アップで80点に!』

〇〇先生に聞きました⑥ 『数学50点アップで80点に!』

2月22日、猫の日ですね。

3連休ですから、お出かけされる方も多いのでしょうか。それにしても今日も寒いですね。

国立大2次試験も迫っていますから、体調を整えて、受験日を迎えてほしいですね。

さて、今回も”個別指導塾の先生達に生徒の成長・変化について聞きました”の「第6弾」

今回も中学生が定期テストで大幅に点数アップした話です。

自信や成功体験は必要ですね。

≪中2・男子≫ M・Y先生

勉強のやり方がわかり、

「やればできる」ことが、わかったから。

教室見学に、母と2人で初めて塾に来校した当時中1の彼は、引っ込み思案で、大人の私の顔色を不安そうに窺っていました。自分の意見は、もちろん持ってはいるけれど、はっきりと主張することができなかったように思われます。やはり自分に自信がなかったのだと思います。中学生という時期は、運動にしろ、勉強にしろ、何か1つ自分に自信が持てるものがあれば、自信を持って前向きに多くのことに挑戦できます。しかし、彼の場合は、「運動も、勉強もこれと言って・・・。せめて、何か1つ人並みにでも・・・。」母が本人を説得して塾に連れてきたようでした。学校の定期テスト、5科目合計で、200点以下。数学は30点いくか、いかないか。入塾時の彼のスタートでした。目標を与えました。それは2週間後の定期テストでした。翌日、数学特訓講座の日だったために、「勉強道具を持って明日、数学特訓講座に是非参加して下さい。中学生が試験前にどのように勉強しているのか。自分の目で見て下さい。」と話しました。

翌日、数学特訓講座に参加した彼は、他の中学生の、黙々と、しかし嬉々と勉強をしている姿を目にしました。最初は緊張した面持ちでしたが、次第に皆と同じようにノートを取り出して数学の勉強をし始めました。2時間が経過し100点取れて嬉しくて喜ぶ、自分と同じ中学生の姿をみて羨ましいと思ったのかもしれません。彼は、静かに問題に挑戦していました。翌週も数学特訓に参加をしました。試験直前だったため、教室の雰囲気はいつもよりもさらにピリッとしていました。試験前の雰囲気でした。その日の授業終了後に今までこのような雰囲気で勉強したことがあるか彼に尋ねてみると、静かに「いいえ、ないです。」と言いました。

それから3日後、入塾してから初めての定期考査を迎え、その結果が返却されました。結果は、5科目で100点アップ。今まで200点も取れていなかったのに、急成長でした。数学は38点アップでした。自信がついたのか、以降、彼は、前向きに勉強に取り組むようになりました。入塾して1年が経ちました。最近の学年末考査では、数学のテストが80点でした。だまって静かに、黙々と勉強する姿勢は今も変わりません。ただ、「点数が上がったよ」と、報告に来るようになりました。「やったじゃん」と言った私に、笑顔で返答してくれました。