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高校生に個別指導が向いている理由

高校生に個別指導が向いている理由

高校生が塾を選ぶ際、「集団指導と個別指導、向いている塾はどちらだろう?」とお悩みの方はかなり多いです。結論から言うと、学びの主体が「自分」になる高校生にこそ、個別指導の塾は向いています。

その理由をまとめると
・高校では中学時より学習量が増えるため、自分で主体的に学習を進めることが必要不可欠

・自分で学習を進めるときの一番の障害は「分からない問題」

・「分からない問題」だけを解消する場を定期的に設けられる「個別指導」は、多くの高校生に向いている

・一方で、「分からない問題」は少なく、ハイレベルな受験テクニックなどを有名講師の授業で身につけたい高校生は「集団指導」が向いている

・自分の目的にあった塾を選ぶことが大切

となります。

しかしこれだけだと「じゃあつまり…自分はどちらにしよう?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。ここからは、「自分にとってどちらが向いているのか」をもっとよく考えたい方向けに、上記でまとめた内容を具体的にイメージしやすいよう説明していきます。


高校生と中学生では、求められる勉強スタイルが異なる

まず、学びの主体が「自分」とはいったいどういう意味でしょうか?それは「誰に言われるでも指示されるでもなく、自らの課題を考え見つけて、それを克服するために主体的に学習に取り組む」という状況です。こうして文字にすると「当たり前じゃないか、勉強ってそういうものだよね?」と思う方も大勢いるかもしれません。実際にそれが出来ていれば、あなたはまさに高校生の勉強をしている、ということです!素晴らしい!高校生にとっては、この「自分が主体となって勉強する」ということが何よりも大切です。理由は簡単、学習量が中学生までと比べて段違いに増えるので、自分でどんどん進めていかなければ間に合わなくなってしまうからです。一般的に普通科高校での科目数は、中学時の2倍、科目あたりの学習量は3倍になります。
それでは、次は「逆」をイメージしてみましょう。つまり学びの主体が「他者」にある場合です。それは「誰かから指示されたり指定されたりしたものを、自分に真に必要かどうか深く考えないまま、ただこなしていくだけの受け身な姿勢で学習を進める」という状況です。こうして文字にすると、実は心当たりがある方も多いのかもしれません。実際に、これは別に「悪い手段」というわけではありません、勉強のやり方が全く分からない、自分の成績や苦手の傾向の分析などまだ出来ない、そういった「自分を主体として学びを進めることが難しい人や、内容」に対しては非常に有効です。誰しもがこの時期を経て、勉強の主体的なやり方を掴みます。現に小学生・中学生の時は学習の量的にも学校の先生などが「主体」となって、多くの宿題やノートのとり方などの指示を出すことが可能です。しかし先述した通り学習量が増える高校生に対しても同じような対応をするのは、とても難しいですよね。(面倒見の良い私立高校などではやってくださるかもしれません)


主体的に学ぶときの最大の障害は「分からない問題」

さて、ここで「塾」の話に戻ります。ここまでで、高校生の学びの主体はあくまでも「自分」である、とお伝えしました。「さあ毎日ドンドン進む高校の学習を、自分でも進めよう!」としたその時に「困りそうなこと」を想像してみてください。色々思い浮かぶでしょうが、一番多いのは「難しい問題に手が止まる」「何度繰り返し解いても間違えてしまう問題がある」「解説を読んでも今一つ理解できない」といった、いわゆる「分からない問題があること」です。その時、あなたはどうやってその悩みを解消しますか?学校の先生に質問に行く、友達と一緒に解く、類題をインターネットなどで調べてみる…取れる方法は確かに様々あります。しかし、せっかくなら「効率的」かつ「効果的」な方法がいいですよね?ここで、高校生の学びの主体が「自分」であることと、高校生には「個別指導の塾の方が向いている」ことが、いよいよ繋がりました。そうです、自分で学習を進めていくうちに出てきた「分からない」を、一気に質問、短時間で解消できるという時間が毎週定期的にあること、それが最大の「高校生に個別指導が向いている理由」です。

「分からない問題」を解消できる「個別指導」・「受験対策」ができる「集団指導」

「個別指導」と「集団指導」は、それぞれに向き不向きがあります。
「個別指導」では授業の場で、自分だけの「分からない」を持ち寄って、「個別指導を受けているその短い時間」で解決できるため、分からない問題に悩む時間が減り、時間効率が非常に良いです。また、「分からないままなんとなく放っておいた問題」もなくすことができます。これは集団指導や映像授業で代わりができない大きなメリットであり、多くの高校生に個別指導が向いている最大の要因と言えます。

では一方で、「集団指導」にはメリットはないのか?と言えばそのようなことはけっしてありません。例えば「集団指導」での授業は、主体的に学習した結果自分一人でサクサク疑問を解消でき、「もっと受験に向けて、学校でも教科書でも教わらないようなハイレベルなことを沢山教えてほしい」という場合は非常に向いています。特に「有名講師の指導」などはこういった場でしか教わる機会がないことも多いです。

自身の目的にあった塾を選択しよう

改めて、自分が塾を利用する目的を考えてみましょう。
「定期テストの対策がしたい」「普段の予復習がしたい」「受験に向けた基礎固めなどがしたい」これらが目的の高校生は、学びの主体が「自分」の学習をしなければなりません。つまり、自分で進めていくときに困らないよう、たくさん質問ができる「個別指導」が適している、といえますね。
一方で、「自分で学習を進めても分からない問題はないので、もっと高度なことを沢山したい」「有名講師の東京大学合格特別講座の授業を受けたい」「ハイレベルな授業を、同じく難関校を目指す多くの学生と一緒に受けて刺激を得たい」などは、学びの主体が「他者」に寄っているので「集団指導」が適しています。

高校生の多くは前者の目的が多く、また勉強の主体も「自分」が多いため「個別指導」が向いている、と言えるわけです。何よりも大切なのは「自分の目的にあった塾を選ぶこと」です。

この記事があなたにとって、塾を選ぶ際の一助になりましたら幸いです。