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保護者が持つべき『コーチング・マインド』とは?

保護者が持つべき『コーチング・マインド』とは?

試験や試合で力を発揮できる子と、そうではない子、何が違うのか・・・、考えたことはありますか?
今まで様々な子を見てきた中で感じたことをまとめると、以下のようになりました。

力を発揮できる子


自分はできると信じている。
頑張れる、できるということに疑いがない。
新しいことにチャレンジすることが好き。
緊張感を楽しめる。
リラックスして臨める。
目の前のことに集中できる。

力を発揮できない子

緊張して真っ白になってしまう。
自分はできない、頑張れないと口に出てしまう。
取り組む前から、あきらめてしまう、できないと思い込んでいる。
緊張で顔や体がこわばり、表情が硬い。
肩に力が入っていて、こちらにも緊張が伝わってくる。
注意力が散漫になり、なかなか集中できない。

「力が発揮できる子」たちがいる環境や、周囲とのミュニケーションの中に共通点があります。

  • 失敗しても、否定されない・非難されないという安心感が持てる「信頼関係」がある
  • 夢中になるとは別に、意識して集中して取り組む機会がある
  • 小さなことでも頑張ったらできたという経験を繰り返し積む
  • 頑張ったことに気づいてもらえる、存在や成長・成果を承認される経験を積む

子どもたちは、保護者のみなさんや学校の先生・塾の先生、お友達など、周囲との良好なコミュニケーションの中で、自分を大切に思える「自己肯定感」を得ます。試験や試合で、より良く見せよう、普段とは違う自分を無理やり出そうとしても肩に力が入ってしまいますが、「自己肯定感」を持ち、かっこつけなくてもいい、自分は大丈夫だと信じていれば、肩に力が入っていない自然な状態で「力を発揮できる」のです。

では「力が発揮できる子」にどう育てるのか・・・。

その問いに対して、近年注目されているコミュニケーション、対話の手法が「コーチング」です。

もともと「コーチング」はプロスポーツ界などでは多くの実績が有りましたが、近年ビジネスや教育の分野でも盛んに取り入られている手法で、一言で言ってしまえば対象者の自発的行動を促進するコミュニケーションスキルです。そう聞くとなんか「コーチング」って難しいんじゃないの?と思うかもしれませんがそんなことはありません!

まずは、保護者のみなさんが『コーチング・マインド』を持つことがら始めてみてください。
子どもの存在を尊重する
子どもの話を聞く
子どもの中の答えを一緒に探す
子どもが決めた行動を応援する
子どもが行動し続けることを勇気づける

「安心感」を一番与えられる存在である保護者のみなさんだからこそ、絶大な効果があると考えます。
まずは、子どもが見ているものや感じたことに興味・関心を持って、子どもの話を最後まで聞いてみてください。
その時の、子どもの表情は、いつもとどう違うでしょうか?