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福岡県の高校入試情報

福岡県の高校入試情報2025(令和7年度)

福岡県公立高校入試変更点

・検査時間割の変更:休憩時間が短縮され、時間割が変更されました。
・特色化選抜・推薦入試:令和7年度入試において、特色化選抜および推薦入学者選抜が同一日での実施となりました。
・検査当日の対応について:天災や不慮の事故により検査日に受検ができない受験生に対し、追検査及び追選抜にて対応がなされることとなりました。また、体調不良者については、別室受験が可能となりました。
・第2志望校制度:新たに15校において、第1志望校内の異なる学科やコースを第2志望校として出願することが可能となりました。
・長期欠席者に配慮した入学者選抜の実施
環境が変われば継続しての登校、学校生活を送ることのできる生徒を対象に、全日制高校において令和7年度入学者選抜より調査書の第3学年の評定を選考資料としない入試制度が実施されることとなりました。
対象・高校入学後、継続して登校する意志のある者・12月末時点における第3学年の欠席日数が70日以上である者
上記2点に当てはまる者□志願書類通常の書類に加え、「長期欠席者特例措置適用申請書」「自己申告書」が必要。
検査方法5科目の学力検査+面接※面接では、登校の意思の確認や修学意欲の確認を行う

福岡県公立高校入試日程

選抜方式1
一般入学者選抜
出願受付日
2025年2月7日(金)〜2月17日(月)正午まで
検査日
2025年3月5日(水)
内定通知日
合格発表日
2025年3月17日(月)午前9時
選抜方式2
推薦入学者選抜・特色化選抜
出願受付日
2025年1月22日(水)〜1月28日(火)正午まで
検査日
2025年1月30日(木)・1月31日(金)※選抜方法・学校により実施日が異なる
内定通知日
2025年2月5日(水)午前9時
合格発表日
2025年3月17日(月)午前9時
選抜方式3
補充要員
出願受付日
2025年3月18日(火)〜3月21日(金)正午まで
検査日
2025年3月24日(月)
合格発表日
2025年3月26日(水)午前9時

福岡県公立高校入試

福岡県公立高校入試一般入学者選抜 概要

まず学力検査の得点(300満点)と第3学年における9教科5段階評定の合計(45点満点)のそれぞれの順位について順位を決めます。どちらの順位も一定の範囲内(合格圏)に入っている人のグループをA群とし、A群は調査書の記載事項に問題がなければそのまま合格予定者となります。A群以外はB群となり、B群は調査書の点数、記載事項、学力テストの点数等を総合的に判断し、合否が決められます。

福岡公立高校入試推薦入学者選抜 概要

各中学より学校長の推薦を受けた生徒に対して、一般入試のような学科試験ではなく、面接や作文・実技などが課される試験です。一つの中学から同じ高校に推薦される生徒は、内申点・日頃の学校生活態度・課外活動等を考慮して担任の教師より推薦され、最終的に中学校全体で決定されます。

福岡県公立高校入試特色化選抜 概要

一般・推薦入試とは別に、学校の特色にふさわしい生徒の入学を促進するため、生徒の多様な個性を積極的に評価する「特色化選抜」が導入されています(ただし実施校のみ)選抜方式は面接を行う他、作文または実技試験を実施する学校もあります。
令和6年度は新たに24校で導入され、一部の学校では導入に伴い推薦入試を行わなかった学校もありました。特色化選抜を希望しないお子様も、一般入試の定員が減少する可能性もあるため、志望校の情報開示がされる際は注目のポイントです。

福岡県公立高校 調査書(内申書)配点

中1
中2
中3
計算式: 0点
計算式: 0点
計算式: 5段階×9科目=45点

傾斜配点のある学校

玄界(普通科国際文化コース)、城南(普通科理数コース)、香住丘(普通科数理コミュニケーションコース、英語科)、八幡(理数科)、新宮(理数科)、鞍手(理数科)、筑紫丘(理数科)、明善(理数科)、嘉穂(理数科)、北筑(英語科)、久留米(英語科)、嘉穂東(英語科)

福岡県高校入試個別相談

福岡県の高校入試の情報・傾向の解説、学習方法・塾での対策など個別相談会を受け付けております。お気軽にご利用ください。

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福岡県公立高校入試 一般入試出題傾向と対策(令和6年度)

数学

大問ごとの配点と傾向

大問
配点
単元
特徴や傾向
18点
小問集合 
9問構成で今年度は図形の問題がなかった。満点を目指せる問題。
5点
 確率
複数の確率を求め、くじの当たりやすさを問う問題。基本的な計算力は必須。
9点
式の証明 
文字式を用いて整数の性質を考える問題。計算と証明の組み合わせで出題された。
7点
関数とグラフ 
一次関数を利用した料金比較の問題で、近年頻出の実生活に即した問題形式となっている。
12点
平面図形
三角形の相似の証明問題。後半は今までに出てきた情報を組み合わせる力が必要。
9点
立体図形 (中2、中3単元) 
問1は用語問題。立体を多角的に捉える力と計算を最後までやりきる力が求められる。

対策

早く正確にできるよう練習する。
1日10問程度、計算問題の練習をしてから学習を始める習慣をつける。
毎回時間を計り、短い時間で正確に解けるようにしていく。
②中3内容の予習を早めに終わらせ、融合問題に取り組む。
入試問題は単元の融合問題となる。
中3内容の理解が必須であるため、授業に先んじて予習を進めていこう。
③どこを得点源とするか早めに決めて対策を行う。
入試問題の構成を知り、自分が取り組むべき単元に狙いを定めて効率よく学習していこう。

英語

大問ごとの配点と傾向

大問
配点
単元
特徴や傾向
20点
リスニング
一部の問題において放送回数が1回のみに変更されている。
8点
英文選択
会話から場面を推測し正しい英文を選ぶ問題。前後の文脈理解が必須。
10点
対話文読解
語句の並べ替え、内容把握など全般的に問われる。
14点
長文読解
英問英答問題が例年出題される。
8点
英作文
英語で書かれた対話文を読解したうえでテーマに沿った英文を作ることが求められる。

対策

英単語の学習は毎日取り組む。
英文を読む・書くためには語彙が必須であるため、1日10分時間を取って「聞く→発音する→意味を声に出す」の流れで覚えていく。
②英語を聞く習慣をつける。
リスニングは慣れが大切。
音楽や映画でもよいので、日常生活の中で英語を「耳に入れる」ことから始めてみよう。
③疑問文は答え方とセットで覚える。
「こう聞かれたらこう答える」のパターンをできるだけ多く知っておこう。

国語

大問ごとの配点と傾向

大問
配点
単元
特徴や傾向
21点
説明的文章+言語事項
抽象的な話題の文章が頻出。記述は「考える力」「まとめる力」が必要とされる。
12点
文学的文章
記述問題の4分の3が書き抜き問題。昨年よりやや易化傾向。
12点
古典
漢文の書き下し文と訳文を見比べて文脈をつかむ問題。
15点
作文
「読書量を増やす取り組み」について、グラフを読み取り自分の意見を述べる形式。自身の知識と経験に結び付けての意見を求める。

対策

①普段の学習から音読をしよう。
音読をすることで文のかたまりを意識しやすくなる。
分からない単語や漢字は必ず調べて、語彙力をつけていこう。
②「何を伝えたい文なのか」を考えながら読もう。
段落ごとに、ここでは何を伝えたいのかを考える癖をつけよう。
‍段落の主題をまとめる練習をすると記述力アップ!
③古典は差がつきやすい!早めの対策を。
歴史的仮名遣い、単語の学習からスタートし、読解問題にチャレンジしよう。
登場人物に印をつけ、会話や動作の主を整理する練習も効果的!

理科

大問ごとの配点と傾向

大問
配点
単元
特徴や傾向
7点
(生物)生物の分類
動物の分類の方法についての問題。実験結果を読み取る力が求められる。
8点
(生物)光合成
植物の光合成のはたらきについて、実験の手順と結果を考察する問題。
7点
(化学)酸化と還元
加熱による酸化還元反応についての実験観察問題。
8点
(化学)中和
********
7点
(地学)地層
れきが丸みを帯びる理由、石灰岩とチャートの違いについて問う記述問題が出題された。地層のでき方やそれぞれの特徴は知識として押さえておきたい。
8点
(地学)天体の見え方
オリオン座と金星の動きについての問題。4問中3問が記述で解答する問題だった。
7点
(物理)力
ばねののびと力の大きさに関する問題。表をもとにしたグラフの作成、力のつり合いについての図示問題など、頻出の形式。
8点
(物理)電流のはたらき
約半分が計算問題。オームの法則と電力量の公式を覚えておきたい分野。

対策

実験の手順・意味について理解する8問中6問が実験に関する問題。
各手順にはどのような意味があるのかを意識しながら授業に臨もう。
②化学・物理・生物・地学を満遍なく学習する各分野が15点ずつ出題。
苦手な分野は早めに復習を始め、克服しておこう。
③教科書の太字用語を説明できるようになる基本的な用語を問う問題も頻出。
用語は覚えるだけでなく、説明できるようになっておこう。

社会

大問ごとの配点と傾向

大問
配点
単元
特徴や傾向
12点
歴史(古代~近世)
各時代の政治・文化・経済に関する基本知識の問題。
記述:貿易における物価上昇
8点
歴史(近・現代)
20世紀以降の日本と世界のかかわりについての資料読み取り問題。
記述:電化製品の普及による経済成長
10点
世界地理
各州・国の人口や産業と赤道に関する資料読み取り問題。
記述:中国における経済発展、EUの生産拠点の推移
10点
日本地理
各地方の気候・農産物・産業などを総合的に問う問題。
記述:東北地方と九州地方のグラフの読み取り、北海道の農業従事者と耕地面積の関係
14点
公民(総合問題)
法律・政治・経済の融合問題。
記述:地方自治、企業と家計、社会保障制度
6点
公民(資料問題)
SDGsに関するテーマ問題。資料考察力が問われる。
記述:魚介類の推移に関する資料の読み取り、福岡県の取り組みを例に自分の意見を述べる

対策

①1・2年生範囲の復習は早めに始めよう
他の科目に比べて学習量が格段に多いので、早めの復習が大切である。
地理は世界地理、歴史は平安時代から復習を始めよう。
②記述問題は複数の語句を使って説明できるように
社会の記述問題は語句指定がほとんどである。
単に言葉を覚えるだけでなく、複数の語句をつなげてまとめて説明できるようにしておこう。
③選択問題は消去法で解く
各選択肢の中から間違いを見つけよう。
早とちりせずに全ての選択肢に目を通すことを忘れずに。

令和6年度入試 福岡県公立高校倍率

高校名
学科名
募集人員
一般選抜倍率
推薦選抜倍率
昨年比
小倉
普通
280
1.28
1.61
-0.01
東筑
普通
280
1.25
2.16
***
宗像
普通
400
1.04
1.53
‐0.11
香住丘
普通
400
1.40
2.00
+0.07
香椎
普通
360
1.45
2.28
-0.12
福岡
普通
440
1.46
2.30
+0.02
筑紫丘
普通
400
1.34
2.95
±0
修猷館
普通
440
1.71
2.52
+0.01
小郡
普通
240
1.17
1.87
-0.09
明善
普通
200
1.41
2.67
-0.01
久留米
普通
200
1.22
1.98
-0.18

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